今日はよく左手が動く。
小さな声が、よく聞こえる。
太陽が、蛍光灯の比にならないほど、眩しいことに気づいた。
湯気はゆっくりと天井に昇る。
ボタンを押すと、返ってくる。指を押し戻す。自分はそのように、物理として認められている。
時計をよく見ていると、1分は長い。
服の毛玉も、今日はさほど気にならない。
雲は動いていた。
いま、これから何かを話そう。
あなたに、向かって、何かを、話そう。
物理的な、質量の、肉体と、共にここまで来た、
形のない、嵐のような渦巻きが、
変形しながら、ちぎれていく
あなたへ。









