160925

小さな矛盾を集めてばら撒いた

小さな矛盾はぼくの肩を、指を、頬を、切り裂いて

傷痕をそのまま乗せて

人の手の届かないところへ

そこからはシャワーのように

降り注ぐ、意味の無い、言説、規制、しきたり、寓話

それらはすべて、痛みが中心にあるのだろう

ありがたい生命の、豊かな反省と

繰り返される、愚かな焦燥が

金縛りのように人々を

忘却の地点へ押し流す

それがどんなに、安らかな、子守唄であっても

抗い続けなければ

声の主の、一言ひとことを

ぼくは射抜いて、集めて、調べて、掘り起こして、ばら撒いた

たくさんの傷痕をそのままで

 

傷のない宇宙へ

痛みのない病へ

160902

 

フォーエヴァー・エンド・オブ・ザ・ワールド

 

160812

うっすらと 広まるような景色

まっすぐに 薄まるような感情

ゆっくりと 静まるような症状

牛乳と一緒に飲めば何も怖くない

探しものは無くしたままでも大丈夫

160727

 

あきらかなことのままに

 

人が生まれようが 死のうが その どちらでもなかろうが

 

あきらかなことのままに

 

あきらかに見せることの ないように

 

あきらかなことを

 

あきらかなことのままに

 

とくべつ見る必要が なくなるくらいまで

 

その眼の中で たしかめられるまでに

 

あきらかな こと

 

その ままに

 

ただしていられますように

160629

 

ずっとここにいるんじゃない

ここにいないわけでもない

あなたがただそうしてきたように

わたしもそうしているのよ